近年はノロウイルス対策で注目された。

次亜塩素酸ナトリウム(sodium hypochlorite:NaClO)は、次亜塩素酸のナトリウム塩であり塩素系殺菌消毒成分に分類されます。

酸化作用、殺菌作用、漂白作用を持ちますが、不安定で分解しやすい性質もあります。

塩素系殺菌消毒成分を含む消毒剤といえば、大抵どこの家庭でも置いてある「キッチンハイター」がよく知られています。まな板やふきんの殺菌消毒や、コップの茶シブ取りなどに用いられてるといえば、普段家事をしない方でも想像つくでしょう。
近年では、「ノロウイルス」が広く一般の方にも知られるようになり、感染者の吐しゃ物の清掃に利用されることでも知名度が広がりました。



他にも、プール水の塩素消毒に用いられたりと用途は様々です。


登録販売者試験でも良く出題されています。実務でも重要な知識ですので、特徴はしっかり押さえておきましょう。
出題の手引き(平成27年4月版)は以下のとおり

「次亜塩素酸ナトリウムやサラシ粉などの塩素系殺菌消毒成分は、強い酸化力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示すが、皮膚刺激性が強いため、通常人体の消毒には用いられない。」

→幅広い殺菌消毒作用を示す。ウイルスにも効果がある点は押さえておく。なお、さらし粉は次亜塩素酸カルシウム(ナトリウムではない!)を主成分とする粉末。粉末なので取り扱いやすいといったメリットがある。

「金属腐食性があるとともに、プラスチックやゴム製品を劣化させる。また、漂白作用があり、毛、絹、ナイロン、アセテート、ポリウレタン、色・柄物等には使用を避ける必要がある。」

→金属腐食性・漂白作用は憶えておきたい。

「酸性の洗剤・洗浄剤と反応して有毒な塩素ガスが発生するため、混ざらないように注意する必要がある。」

→「混ぜるな危険」の表記を見たことがあるでしょう。これは、pHが低く(酸性側に)なると、次亜塩素酸の分解が促進し塩素ガスを生じる為である。
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「吐瀉物や血液等が床等にこぼれたときの殺菌消毒にも適しているが、有機物の影響を受けやすいので、殺菌消毒の対象物を洗浄した後に使用した方が効果的である。」

→有機物に触れると酸化力が急激に低下し、殺菌消毒作用が低下する。